今を遡ること33年前の昭和56年。当時、兼喜会青年部では自分たちが社会に対して何かお手伝い出来る
ことはないか模索していたところ 清水建設の購買部を介し、財団法人清水基金からヨハネ学園様をご紹介し
て頂きました。
実際に行って何のお手伝いをするかということになりますが、学園職員の方々や他のボランティアの方々が手
を出しにくい作業、建設業者らしいお手伝いをしようということで、土木作業をしようということになりました。
こうして昭和56年5月25日 第一回の活動を実施して以来、数多くの部員の参加をもって、途切れることなく
34年間続いています。
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第一回目メンバー
ほとんどが
現在の東京兼喜会役員です |
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施設の裏が小高い山になっており、石や土が雨の度に流れてくるため、道がでこぼこになってしまいます。
活動の初期の頃、重機を持ち込んで歩道やグラウンドの整地、側溝にたまった泥や小石の除去をしました。
その他、施設周辺の雑草刈り等をしていました。
現在は、毎年、5月中旬に10数名の参加で行っております。先輩方の長年の活動により、近年では
作業量も減り、重機作業は、もっぱらグラウンドの整地だけで、側溝にたまった泥や小石の除去、施設周辺
の雑草刈り、屋根上にたまった泥や雑草の除去をしています。
30数年を経た活動の中では、メンバーの入れ替わりもありました。新しい仲間や2世代目へと移り変わって
います。初期の志を伝える為に新しい部員には「来年、我々が来なかったらグランドは雑草が覆い、歩道
なんかデコボコの穴だらけになっているよ、それだけでもお手伝いの意味があるんだよ。」と、活動の意義を
話します。
「障害者施設の環境保全を」と大上段に構えることなく、自分たちが出来ることをやっているだけですが、
それがヨハネ学園様、生徒さん達のお役に立っているとしたら、大変嬉しいことです。
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