活力と魅力のあるシミズグループの形成 |
清水建設は、兼喜会員をシミズグループの一員である「パートナー」として位置づけ、活力と魅力あるグループをつくるため、平成元年(1989)に社長直轄の「取引業者育成特別プロジェクト室」を設置しました。この部署の発足には、建設作業者の地位向上、作業環境(汚い、きつい、危険)の改善など、建設生産につきまとう問題点の是正を行って、若年建設作業者の入職、能力の高い作業者が定着して生きがいを持てる生産システムをつくり、生産性の向上を図るという狙いがあります。平成2年(1990)にプロジェクト室により育成計画が発表されると、清水建設と兼喜会で役割を分担し、全国的にこの計画の推進を開始しました。全国連合兼喜会でも自助努力によって、よきパートナーとなるべく具体策を立て、各支部の地域性を加味して期待に応えようと努力を続けています。
清水建設からはまた、兼喜会の活動が十分にできるようにと、平成3年(1991)に完成した新社屋シーバンスS館内に兼喜会専用の事務室と会議室を貸与していただいたほか、今後の活動資金として「新社屋完成記念ファンド」の贈呈も受けました。これは、毎年開催される全国連合兼喜会の総会、次代を担う後継者育成研修費用として有効に活用しています。